<気象庁精密地震観測室の沿革>
S19 1944 地下大本営建設
S20 1945 終戦
S22 1947 中央気象台松代分室となる
S24 1949 地震観測所となる
S40 1965 世界標準地震計設置 松代群発地震発生
S43 1968 長周期磁気テープ式地震計設置
S48 1973 高倍率長周期地震計設置
S52 1977 改良型高感度長周期地震計に更新
S55 1980 歪地震計設置
S56 1981 水管傾斜計設置 観測データデジタル化
S58 1983 東海地震予知業務群列地震観測システム設置
H 3 1991 広帯域高精度地震計 国際地震観測網の観測点「MAJO」となる
H 7 1995 地震火山部地震津波監視課「精密地震観測室」となる
H14 2002 インターネット回線の地震波形データ取得により、迅速かつ高精度の震源・規模決定可能となる
H17 2005 北西太平洋沿岸国向け津波基礎情報の提供開始
H19 2007 地震・核実験の検知解析能力強化 地震計深地下へ移動 

松代地下大本営天皇御座所&精密地震観測室見学3
    小坑道内の古い地震計 今も現役

この精密地震観測室は
国際地震観測網GSNの観測点「MAJO」として(国内では襟裳と2ヶ所のみ)地震観測データを世界に発信し、
地球的規模で地震活動の監視を行なう役割を担っています。
14台の地震計を14人の職員が24時間体制で監視しています。


松代地下大本営天皇御座所&精密地震観測室見学3 松代地下大本営天皇御座所&精密地震観測室見学3
   大坑道入口  真っ暗な中、懐中電灯を頼りに地下の観測室に進みます   

松代地下大本営天皇御座所&精密地震観測室見学3 松代地下大本営天皇御座所&精密地震観測室見学3
               こんな地下奥底にコウモリの糞がw(゜o゜)w

松代地下大本営天皇御座所&精密地震観測室見学3 松代地下大本営天皇御座所&精密地震観測室見学3
歪地震計:東西100m南北100mもの長い石英管(蛍光灯のようなイメージ)が
       伸縮や傾きによって地殻変動をキャッチ
       右案内図の指先の四角く囲われた部分に設置されています


松代地下大本営天皇御座所&精密地震観測室見学3 
               地震計室

地震計はわずかな足音も拾ってしまうため、
通常、メンテナンス以外は職員も地震計室には立ち入れないそうです。
最新鋭の地震計設備の高信頼性を保つため、
年1回の見学会で申し込み制になっています。(定員100名)

松代の地震観測が国内はもとより、世界へ、
地震予知や津波警報の基礎データを発信し、
世界の安全や平和に重大な責務を果たしていることがわかり、
今回この機会に恵まれ見学できたことは、本当に貴重な経験となりました。

戦争遺産であり、厳格な精密観測の場でもあるという2面性を持つこの施設には
松代地震センター」が併設され、展示室は常時開放されています。
「天皇の御座所」も外から見学できます。

精密地震観測室&松代地震センターのHPはこちら

※ちなみに、S40に発生した松代群発地震は驚いたことに、いまなお続いているそうです。


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Posted by 4clover at 12:00 │信州おすすめ観光・城下町松代